嘘…

楠木さんが、敵だった?



もしかして、楠木さんがジョーカーなの?



「さすが千里眼…すげぇな。」


少し震えた悠太さんの声に、私は首を傾げた。


「輝石のくせに…使用者以外の人物にも情景を視させるなんて。」

「!」



皆にも、あの情景が視えていたの?



それじゃあーーー



「…岬ちゃん。」