「成る程な。」 悠太さんは頷き、岬ちゃんは信じられないのか瞬きを繰り返している。 「だから今、学園でどうなっているのか…皆がどこにいるのか…何も分からないんです。」 悠太さんは考えるように目を瞑った。 祐介君と菜摘ちゃんは大丈夫なのかな? 皆は…海は、無事なの? 「あれ?華ちゃん、服の中が光り出したよ?」 「えっ?」 確かに、胸の辺りが光っている。 もしかしてーー 「やっぱり輝石持ってたか。」