「!」 驚きを隠せない私に、悠太さんはニッと笑う。 この学園の制服は、ごく一部の国家機関しか知らない筈 なのに、何でバレたの!? 「答えは簡単。俺、学園のOBなんだ。」 「えっ?」 悠太さんが学園のOB!? ってその前に、何で私の思ってること… 「俺の能力は思眼。心の中が見えるんだよ。 ま、もっと高度な能力になれば、心を通じて過去に何が起こったか視れるんだけどな。」