「だからーー」 言葉と同時に、楠木は俺の頭を踏みつける。 「っ!?」 「貴方達の敵は『私』。 なら、貴方達を倒せば此方の勝ちですよね?」 カチャリーー銃が少し音を立てた。 例えゴム弾でも、この距離なら相当な威力だろう 柚璃の輝石があるから傷は完治出来るけど 何か活路を見いださねーと同じ事の繰り返しだ 能力さえ、使えたらーー 「サヨナラ、正義のヒーローさん?」 覚悟を決めて目を瞑った瞬間 ダンーーー