ふざけんな そう言いたかったのに、声が出なかった。 「まぁ、最期に良い思い出が出来るんです。 こんなに素晴らしい日は、きっと来ない事でしょう。」 銃声が鳴る。 瞬間走った、胸への激痛 「!?かはっ…!」 思った以上のダメージで俺はその場に倒れ込んだ。 っ…今の、心臓に来たな 呼吸が乱れる… ぼやける視界に入った、一つの開いたファイル あれは…“眠りの森”のーー 「能力移植実験の、研究データですか?」