「ぅ…。」 「あっ、大丈夫ですか?」 額に感じた冷たさに葵が目を覚ますと、小さな女の子の姿があった。 「無事で良かったです。道端に倒れてたので、心配したんですよ。」 「…ここは?」 葵は辺りを見回す。 見たことがない部屋、それに、明らかに少なすぎる家具 「ここですか?私の家ですよ。」 女の子はニコっと笑う。 葵はベッドから出て、窓から景色を見た。