「楠木…。」

視界に入る笑った顔


その表情を見た瞬間、背筋が凍った。



「さっきの魔法陣、実は私が開発した物で、能力封じの効果があるんですよ。

右手首の紋章が、その証拠です。」


右手首を見た。

確かに紋章のような痣が刻まれていた。


「能力…封じ?」


能力が使えない

じゃあ、コイツを倒すには?




冷や汗が流れていく。

楠木はまた笑った。


「さて、正義のヒーローは世界を救うことが出来るんでしょうか?」