「!」

窓の外から聞こえた爆発音


「祐介…菜摘。」


二人はまだ、戦ってるんだ



戦いはまだ終わってない



俺も、加勢に行かねーと!



立ち上がって入口に向かおうとした瞬間

プリーズ・フリーズ ホールドアップ
「動かないで、手を上げる。」

後ろから聞こえた声に、俺は反射的に言うとおりにした。


腰に当てられた異物

その正体なんて、確かめなくても分かる。

         
「クス…ようこそ、海先輩。」


この声に、俺は確信した。


「やっぱりお前がジョーカーか。



ーー楠木?」