「來。」 stayが部屋に入ると、來は机の側に立っていた。 眺めているのは、写真 “E”の皆が映っている、だった一枚の写真だった。 …思い出す程、海は『あの人』にソックリ 特に、自分を犠牲にして他人を庇うとことかね 「準備はいいか?」 「…うん。」 これから始まるのは、必然的な戦い 最後の審判に繋ぐ為の、通過点 存在を懸けた、希望への戦い 「…行ってくるね、右京君。」 そう言って、來は写真を伏せた。