「時間、切れ?」 段々重くなる瞼 確か、この感じは… 眠い? 「ここは俺達が造った空間だ。俺達が負けたことによって、空間が崩壊し始めている。」 「は?」 目を擦る。 だけど眠気が覚めることはなかった。 「大丈夫だ。お前達は無事に学園に帰れる。」 「キ、ング。」 もう限界だった。 視界が閉じていく。 「ありがとな。お前等と戦れて、能力があって、良かった。」 その言葉を最後に、目の前が真っ暗になった。