「ま、それはお互い様みたいだけど…な!」

キングが構えながら間合いを詰めてくる。

俺は咄嗟に剣で受け止めた。


「っ!」

剣圧が重い

向こうも勝負を賭けてきたか


ジリジリと押し合う剣

だけど少しずつ、俺に迫ってきている。


「チッ…氷凛閃架!」

俺はワザと剣を受け流す。

その反動で、キングは少し前屈みに倒れかけた。


今だ!


「‘氷結’!」

剣から放たれる氷

キングは体勢を立て直しながら、剣で氷を切っていく。