キィンーー 金属音ーー剣の交わる音が、部屋に響いていた。 「っ!」 俺の剣がキングの頬に掠る。 キングの頬から、赤い血が流れた。 「っ…体が元に戻った途端、漸く戦りがいが出てきたな。」 「あぁ。随分待たせて悪ぃ。」 剣を弾き合って間合いをとった。 俺の体が戻ってから 互角の戦いが続いていた。