spiral "again"


クイーンの足元に伸びている四つの影

それは、部屋の四隅に置かれていたランプから生じていた。

祐介は攻撃を受けながら、クイーンがこの場に来るのを待っていた。


四つの影が交わる、交点上にーー


「俺の能力は“影”。体が動こーが動かねーが、そんなの俺にとっては無意味だ。」


影が唸り声を上げる。

クイーンは冷や汗を流した。


「トドメだ、‘影喰’。」


祐介の言葉を合図に

クイーンは影に飲み込まれていった。