「誰が置いていったのかしら?」

「けど、こんな離れた所にわざわざ置いていく物好きいるのかよ?」


確かに、渚の言うとおり


星組の教室は皆の所と離れた場所にある。

なのに、わざわざここまで?



それにあの外見


まるでーーー



「まるで…くじ引きみたいですね。」


祐介の言葉に皆頷いた。


「とりあえず、何か分からない以上触らない方がーー」


愁の指示は途中で止まった。


何故なら、直が棒を一本引いたからだ。