「ん?」

教室に入ると、何故か皆一つの机を囲んで立っていた。


「何してんだよ?」

「あ、海。」

皆が俺の方を見た。

その瞬間出来た隙間から、机の上にある物体に気付く。



「何それ?」


机の上には、まるでピエロを表すかのようなカラフルなボックス


そのボックスの穴からは、数本の棒が出ていた。



「それが、朝から置いてあったんだって。」

柚璃は箱を差しながら言った。