愁… 「…知ったんだろ?“眠りの森”が、過去に行われた実験の被験体だってこと。」 愁達は、少しだけ、悲しそうに頷いた。 「正直、來から真実を聞かされて…俺はアイツ等を敵と思えなくなった。」 皆は俯いた。 きっと、皆そうなんだろう 「あんな酷い人生を歩んで来た奴等を倒して、皆は平気なのかよ!?」 俺は全然平気じゃない 考えただけで、苦しかった。 「倒したら、消えることの無い罪悪感が襲ってくる。」