「俺達は海がいつか話してくれるのを待ってた。 でも、もう待てない。」 俺は顔を上げる。 真剣な目をしている愁と、目が合った。 「俺達は全てを知らせて貰った。 海の今までの一年間も、…“眠りの森”の正体も。」 「!」 嘘だろ… クソ…葵の能力 滅茶苦茶強いじゃねぇか 「だけど、海の気持ちだけは視なかった。だから、教えてくれ。 何で黙ってたんだ?」