「華っ!」 それを美優は追いかけていく。 残ったのは、俺と渚だけだった。 「…海。」 「なぁ、渚。」 俺は二人が出て行った方向をそのまま眺め続ける。 「俺、アイツと知り合いだったんだな。」 さっき泣きながら出て行ったあの子 渚達はきっと正しい 俺は、アイツを知っているんだろう 「やっぱ、記憶無くしてんのか?」