美優の言葉に俺はさっきの情景を思い出す。 資料庫にいて、來に真実を聞いて…それからーー 「酷い頭痛がして、誰かに眠らされた?」 そうだ いきなり誰かに能力で… 「誰にだよ?」 声は聞いたような気がする けど…誰だっけ? 「…分からない。」 俺が首を横に振ると、二人は肩を落とした。 「二人は何でここに?」