「は…?」

今何っつった?


「俺が、華を振った?」

「そうよ!」

美優は今にも噛みつきそうなぐらい荒れている。

今の美優は人間じゃなくて野獣だ


って、そうじゃなくて


「どこ情報だよソレ。俺が華に振られたんだよ。」

振られたーー

自分で言っときながら、現実を思い知らされて結構キツい

だから言いたくなかったんだよ…


「そんな言い訳要らないわ!」

「いや、言い訳じゃなく…。」

おい、何でこういう時だけ理解力無いんだよ


「真実だけ言いなさい!何で華を振ったのよ!!」

「振られたんだよ!!!」