(えええぇぇぇ!!!!!!!!
好き!?あの子が!?太一を!?)


「え、えーと……」


太一が徐に口を開いた


「なぜ、僕なんでしょうか?僕なんかより遥かに素敵な男性はたくさんいると思うのですが…」


「それはそうですけど…」


(いや、そこ否定してあげなきゃ…)


「それに僕は君の名前も知らないんだ」


「高森苺と言います…」


(いちご……名前まで可愛いとは…)


「高森さん、それで何故僕なんかを…?」


「3年程前に一度お会いしたことがあるんです。
あれは陸上大会のときのことでした」


太一は頑張って思い出そうとしているけど、なかなか思い出せないみたいだった


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