あたしと先輩。

…ここはもう、吐くしかないのかな~…


「吐くしかないよ」


…なんで考えてることが分かるの、春ちゃん。


「…仕方ない。吐いてやろう」


いずれバレるだろうしね。


特に隠すことでもないし。


そうよ、隠すことなんて無かったんだから。


むしろ自慢しちゃえばいいのよ、うん。


「あのね…あたし、今日の朝、先輩っぽい人に告白されたのっ!!」


…あたしは一番の笑顔でそう言ったのに、何故かその場の空気が一瞬固まった気がした。