「デカい声…」


「ほんまに…」


仲良く(?)言い合いしているあたしたちを、りんりんとらんらんと春ちゃんは暖かく見守っていたそうだ。


「あれ?そう言えば恵瑠、なんか悩んどったな」


「そうやったな。なんやったんやろか」


「えーなになに。恵瑠ちゃんどうかした?」


「さっき1人でうなっとってん。教室入ってきた思ったらめっちゃ猫背で怖い顔しとるし」


「あれはちょっとビビったな」


りんりんとらんらんは苦笑いをした。


「ふ~ん…」


春ちゃんが意味ありげにあたしのことを見てくる。