「ち……ちょっと待って。
一緒にいてよ」


でもあたしは、心臓がドキドキして……。


とてもひとりで開けられる状況じゃなかった。


だから、もう一度……。


「一緒にいてよ」


と翔に呼びかけた。


その言葉に……。


「わかった」


あたしを振り返り……小さくうなずく翔。