もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「何で、“過去”なんだよ?
何で、“未来”じゃないんだよ?」


「…………」


あたしの目からも、ポトポト涙がこぼれ落ちる。


「おまえが、過去にこだわるのもわかる。
どんなにツラくて、どれほど悲しみ苦しんだかも……想像できる」


「…………」


「今が、過去からつながっていることも、明白だ。
でも……」


そこで区切り、翔は息を大きく吸い込んだ。