もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「うるせぇよ・・・」



「何?
何?
まだ忘れられないの?
舞ちゃんの事♪」



からかってオレにまとわりつく翔を振り払い、オレは静かに言った。




「忘れたに決まってるだろ?
あんな女・・・」






その場に翔を残し、オレは足を教室に向けた。