藤澤光のくすぶっている残り火を消してしまわないために。



あたしがそれをもう一度――…



「だから、あたしが。
あんたの彼女になってあげる」



――燃え上がらせてあげる。



「遊びでだったら、いいんでしょ?
誰とでも付き合うんでしょ?」



ずっと最低だと思ってた。



でも、今は、この男…
藤澤光のことを知りたいと思う。



心の中をのぞきたいと思う。



そして、いずれ――…



「ま。
あんたが、泣いて好きだ!とあたしにすがるのも時間の問題だと思うけどね?」



本命の彼女の座を射止めてみせる。