もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「仕方ないだろ?
金が払えないんなら、手っ取り早く稼ぐしか」


不気味なほど冷静な声、にゾクッとする。


「やだっ!!
やだっ!!」


恐怖が体を突き抜ける。


「り・・龍!!
龍!!」


叫ぶあたしの上で、男が馬鹿にしたような声をあげる。


「は?
誰それ。
知らねぇなぁ」