もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「どちらに行かれるおつもりですか?」


瞬時に立ち上がり、あたしの後ろにまわった男に、あっさり手首を握られ、背中でねじり上げられる。


「痛い。
痛いっ!!
やめてっ!!」


体の痛みと、言いようのない恐怖。


そのふたつに……ここへ来たことを後悔する。


過去なんて、捨てたはずなのに。


こんなところに、のこのこ来るから……。


こんなことに……なったんだ。