もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

いきなり冷水を浴びせられたようなショックが、体を突き抜けた。


愛しい感情が一瞬で消え、代わりに心が凍りついた。





・・・まさか・・・。


でも、反論できない。




だって、あたしは、何も覚えていないんだから。



立ちすくむあたしの背中。



「だから……」



あの女の楽しそうな声が続く。