もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】




「は?
何それ?
熱い告白?
ばかばかしい・・・」




藤澤光の冷たい冷たい…氷のような瞳。



でも、それを――…



「そーよ。
悪い?」



あたしが熱く甘く溶かしてあげる。



そう、



「あたしが、あんたの本気をもらってあげる」



こんな風に――…



あたしは、馬乗りになったまま、藤澤光に唇を近づけた。