もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「へっ!?」


雨宮麻衣を取り囲んでいた連中は、鳩が豆鉄砲をくらったような顔になり……。


盛り上がっていた店内が、一瞬でシン……と、静かになった。


そこに響く……自嘲気味に笑う、雨宮麻衣の声。


「結構、面倒くさい女かもよ?
あたし」


そう言って、雨宮麻衣は、口の端をクイッと歪めた。


それは……。