もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

と、小刻みに震えだした手で、制服のリボンをぎゅっとつかんだ。


「は?
おまえ、何言ってるんだよ。
知ってて当然だろ?
あんなこと、忘れられるわけ・・・」


「翔!!
やめろ・・・」


オレは絶叫にも近い声で翔を制し、翔と雨宮麻衣との間に、割って入った。


そして……。


「知らないよ。
君のことは、何も知らない。
今、初めて会ったんだ。
知っているわけが、ない」