もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「もったいない。
かわいい子だったのに」



「うるせぇよ」



「あーあ。
あの子も、こんな男を好きにならなくてもね~。
俺にしとけばいいのに」



翔は、オレの瞳をのぞきこみ。



「さっき、舞ちゃん見かけたよ?」



オレに小さく耳打ちする。