もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「ちょっと待ってください。
少し、少しだけでいいの」


看護師さんに、そう頼み……。


雨宮麻衣は、オレの方を向き直った。


「でもね?
あたし……。
どんなに怖くても、どんなに頭が痛くなっても。
この人のこと……。
思い出さなきゃいけないの!!」


雨宮麻衣の言葉が、オレの心を揺さぶる。


「……なんで?」