もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「それでも、俺は……。
この子の父親になりたい。
この子を守って、一生を生き抜きたい」


「…………」


「麻衣、俺と結婚してくれ」


それは……。


まだ、結婚できる年齢じゃなかったあたしへの、龍からのプロポーズ。


そのプロポーズに、戸惑って、うれしくて、泣けてきて……。


そのとき、あたしが口から漏れた言葉は……。