もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

あたしは、返事をしそびれた。


そこに続けて、龍は言った。


「世間のヤツ等は、俺たちのしようとしていることを、無理だって言うかもしれない。


年が若い、無責任だ。
家庭を育児をなんだと思ってるんだ。


そんな風に言われるのは、目に見えている。


麻衣、おまえは学校だって、辞めなきゃいけねぇ。
誰からも喜んでもらえないし、むしろ、白い目にさらされる」


「…………」