もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

ぐるぐるまわる疑問と、いつまでたっても意味のわからない状況、そして哲也の言葉。


そのどれもにうんざりして、哲也に言葉を投げつけようと、起き上がった。


『あたしは、哲也のものになんか、ならないし!!』


そうはっきりと言うつもりだった。


でも……。


「……っ。
キャッ!?」


ぐちゃぐちゃに乱れた制服と、あらわになった肌に、哲也の言葉の意味を、はっきりと理解した。