もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「光!!
警察!!」



翔が携帯を取り出したのを、横目でとらえた瞬間……。



別の男が車から出てきて、翔の手から携帯を叩き落とし、翔も一緒に車に押し込められた。



車が発車する前に逃げようともがくオレ達の口に、ハンカチをあて……。



「約束は守らないとなぁ?」



抑揚のない声で、うつろな瞳で……、かすかに笑ったその顔にゾッとしたとき……。



目の前が真っ暗になった。