もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

射すくめられ。



へびに睨まれたカエルの例えのように。



オレは、その場から逃げ出すことが、出来なかった。



そんなオレに向かって……。



「藤澤光」



男は、鋭く冷たい……それでいて、抑揚がない無機質な声で、オレの名前を呼び……。



いきなり、こぶしを振り下ろした。