もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

そこにズカズカ踏み込んできた翔に、オレは……。



無言を貫き通すことが、できなかった。



「そんなんじゃねぇよ」



それが、今のオレの精一杯の抵抗。



そんなオレをニヤニヤ見つめながら、肩にポンポンと手を置く翔を振り払い、校門を通りすぎる。



もう、コイツには、構わない。



無視だ、無視。



口を固く閉ざし、歩く速度を速めたオレ。



それなのに……。