もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

一瞬止まり、眉をひそめたオレに……。



「何とぼけてるんだよ。
マイちゃんしかいないだろ?
マ・イ・ちゃん!!」



翔は、“マイ”のところをかなり強調して、オレの手首を強く掴んだ。



「こうなったら……。
強制連行だな!!」



「はぁ?
なに言ってんだよ、翔。
っていうか、そんなの、べつに今日じゃなくてもいいだろ?」



呆れたような冷たい声しか出てこない。



「カラオケなら、明日付き合ってやるよ」