もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「お酒を飲むと酔って、暴力ふるって・・・
生傷が絶えなくて・・・」


――このぐらいは大丈夫だよね?



「誰も・・・。
誰もかばってくれなかったの?」


「うん・・・。
母も男作って出て行ったし・・・・」


――ここまでなら、大丈夫だよね?


でも――…
これ以上は――…
話したくない。


ううん。
話せない。


だからあたしは、話しながらもずっと、終わらせる言葉を探して、手を組んだり離したり。
目も挙動不審に、きょろきょろっと泳がせていた。