もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】

「見せてくれようと・・・したのか・・・」



揺れる声と、まわされる腕。



「え?」



「おまえにとって、体を重ねるってことは・・・。
心を見せる・・・ってこと・・なんだな・・」



「光・・?」



藤澤光はあたしをくるっと回転させ、優しく唇を塞ぐ。



そして――…



「きゃっ・・・」



あたしを軽々と抱き上げ、階段を登り始めた。