「――おまえのセリフ、危険すぎ」 オレは軽いため息で、雨宮麻衣の言葉を流す。 でも、雨宮麻衣はオレを離さず、同じ言葉を口にする。 「ねぇ。 一緒にいて」 そして、震える声で、こう呟いた。 「あたしを、光のものにしてよ」 弱々しくも、芯の通った、雨宮麻衣の言葉。 それは、熱い息と共に、オレの背中を震わせた。