《短編》交差する恋


そんなことを聞いてきた、三浦竜。

だけど、未来ちゃんによると、三浦くんもかなりのモテっぷりらしい。


「三浦くんは?

未来ちゃんにモテモテって聞いたけど。」


「あー…、俺は…、…好きな奴いるし!」


時々下を向きながら言ったのが気になったけど、あたしは納得していた。


「そうなんだ!

頑張ってね!応援するよ。」


「…応援…。

つか、俺が好きなの奴って…


………












……大宮なんだけどね。」