毎日いつも、どうやってお母さんを殺そうか考えた。

私が先に逝くか、お母さんが先に逝くか…


世界で一番大切な人が、世界で一番憎い人。

でも本当は、私は愛されているんだろうと思う。実感がないだけ、証拠も何もないけど。

私もお母さんを本当は大好きなんだと思う。自覚がないだけ。



たった二人しかいない私達親子は、お互いを理解できないまま、親子として憎しみあいながら生きてきた。


お互い素直になれないまま、本当の所は同じなはずなのに。