「あのね。藍ちゃんは帝と婚約しているのよ」 由紀子さんは 言い終わると…… またキャーキャー いい始めた 「母さん……。藍はその事知ってるよ」 「えっ……」 めちゃくちゃ疑いの眼差しが 帝と私に向けられる 確かに…… 知っているよ…… でも、それ 言わなくても良いじゃん!! 「へぇ〜。でも、それだけじゃないんだよ」 「まだあんのかよ……」 …………? 帝も知らないこと 「そうよ〜」