可愛い…… もっと意地悪したくなる 「藍♪顔が真っ赤だよ♪」 俺が言うと 赤かった顔が真っ赤になる 「……ないで」 えっ……? 聞こえない…… 「藍、何て言ったの?」 「好きじゃないならこんなことしないで!!」 俺の力が緩んだその隙に 藍は俺の腕からすり抜けて 自分の部屋に走っていった……