dolce……


「逃がす訳なじゃん」

明らかに楽しそうな帝に
壁に両手をつかれ
逃げ道を無くしてしまった


「俺を無視するなんて……百万年早いよ……」

帝はそう言って極上の笑顔を見せた……

その笑顔をポ〜と見ていたら
帝は凄く意地悪そうに笑い


どんどん顔を近づけてくる
それに合わせて
私の心臓もドキドキしてくる